長崎県対馬のシーカヤック ガイドサービス・対馬カヤックス 
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対馬カヤックス
〒817-0435 長崎県対馬市美津島町箕形38
TEL/FAX:0920-54-4329  Mailメール
2002年
2008年
2011年 
対馬一周(250km) 
奄美大島一周(187km)
沖縄一周(269km)
対馬一周(250km)  2002年5月4日~2003年2月














中ノ島と本ノ島、赤島に囲まれたゲレンデはとても素敵です。中ノ島の高台から眺める対馬海峡は最高です。








































左は対馬島、右が綱島の島々。正面向こうに見えるのがゴリラ岩です。実は、対馬の西海岸は島が少ないのです。
























シーカヤックが前面に大きく出ているせいか、大明神がこじんまりと見えます。





























































終着・五根緒漁港に到着。
二人とも喜び一杯です。
2002年5月から翌年2月にかけてシーカヤックで対馬を一回りしました。このツーリングが私のシーカヤック行脚のいわば事始めです。
対馬島を15回に分けて一周するいわゆる尺取り虫方式で、初心者の私は中
澤さんの同行を得て達成。記念となるツーリングです。


2002/5/4 昼ヶ浦→芋崎灯台→明礬島→昼ヶ浦   行程7km
カヤックを始めたばかりということで、最初は波穏やかな浅茅湾を漕いだ。昼ヶ浦漁港を出発し、芋崎灯台を回りこんで馬耙島まで渡りたかったが、波があり断念した。島までわずか2kmの距離だが、はるか遠くに見えた。岸沿いに明礬島まで南下した。明礬島への初上陸の日だった。今考えると、芋崎から明礬島まで行けたということは、芋崎から馬耙島までもそれほど困難でなかっただろう。帰りは芋崎の浜に上がり、露寇之碑とロシア人井戸跡を見学。この歴史的に有名な史跡にもシーカヤックを漕げば楽々に行ける。
7kmの漕行だが初めとしては上々。シーカヤックの魅力にすっかりはまってしまった。

2002/6/9  幸崎~中ノ島~祖父祖母崎~幸崎  行程11km
対馬島の属島には有人島が5つあるが、そのうちの3つをぐるっと回ることにした。駐車スペースのあるジャリ浜から出艇。対馬島~沖島間にかかる住吉橋を通過し、海に向かって建っている住吉神社に参拝。神社に向かい柏手を打って、パドリングの安全を祈る。
しばらく漕ぐと外海に出る。若干のうねりはあるが絶好のカヤッキング日和だ。右手に黒島を見つつ東に進路を向け竹崎を目指す。高台には砲台跡が残っているはずだが、見つけることができない。ここから北上するとミョウジ鼻・白浜崎など岩壁が続き、まもなく沖島と赤島をつなぐアーチ型の赤島大橋が現れた。海水がとてもきれいだ。ここから10分足らずで中ノ島に着き昼食とする。
中ノ島を出ると西側に対州層の岩肌がむき出しになった岩壁が続く。祖父祖母崎に近づくにつれ横波が高くなる。荒天時には大変だろうなと思いつつ、横転しないよう懸命に漕ぐ。やっとの思いで岬を回り込むと波も突然おさまった。緊張感がほぐれ気持も落ち着いてくる。岬越えの醍醐味を初めて味わった。
今は埋め立てにより赤島と陸続きになっている泊島を過ぎ、岩肌が露出しているタタミ崎から進路を南に向け芦浦に入る。幅250m前後の川のような水路をのんびりと漕ぐと、30分ほどで幸崎に着いた。

2002/7/20 尾浦~根緒(対馬東海岸)  行程15km
厳原港を中間に挟むコースを4人でツーリング。
大崎・四ッ穴・遠見崎・大梶崎など東海岸南部に特徴的な迫力ある断崖が続き、洞窟が点在する。
厳原港口で記念写真を撮ったり、シーカヤックから眺める厳原港の景観を楽しんでいたら、遥かかなたにジェットフォイルが見えていたが、あっという間に近づいてきた。左右に別れ、大慌てして進路をあけた。
鹿児島湾や博多湾でも感じたことだが、ジェットフォイルは本当に速い。遠くに見えていても予想よりもうんと早く接近してくる。パイロットはよく見ているとのことだが、進路を邪魔してはいけない。
厳原市街地の東に連なる後山の断崖沿いに北上し、大梶崎を過ぎるとまもなくして目的地の根緒のジャリ浜に着いた。
根緒には上・下の根緒島や神ノ島、ナイラの浜がある。ここから眺める御来迎が美しい。

2002/9/8 尾崎~郷崎~小茂田(対馬中部・西海岸) 行程18km
尾崎集落の岸辺にある小島に建つお宮を参拝し出艇する。養殖いかだのそばを通って北の方へ進路を向ける。鋤瀬の横から西に向かうと至る所に瀬が見えるが、風・波ともにないので岸べったりで進む。
郷崎を越えると対馬海峡西水道、ここから7km先の阿連まで漁港はないが、断崖の合間合間にゴロタの浜が見える。なかでも特牛崎手前の平場はゴルファーにとって格好の練習場で、今里集落から車道がある。
阿連崎を回り漁港手前のきれいな砂浜に入る。西からの小さなうねりが入っていて、波に横向きにされ横転しそうになってヒヤットする。この浜は対馬でサーフを楽しむ数少ない海岸の一つだそうだが、地形的そして防波堤の位置から見て、いい波は西からのうねるが入るときに限られるようだ。
美しい浜でのんびりと昼食をとる。ここから本日の目的地であるまでは、岸伝いに人が歩けるような小道があり、県道ができるまでは多くの人たちが利用していたという。穏やかな海況のなか、磯場やその後方に際立つ絶壁を眺めながらリラックス気分でしばらく漕いで、「元寇古戦場」として有名な小茂田の浜に上がった。

2002/9/29 鹿ノ浦~畠浦(中部東海岸) 19km
港湾建設が予定されている鹿ノ浦の浜から出艇する。入り江と岬が織りなす変化に富んだ海岸が続く。佐賀浦・櫛浦・大漁湾(おおしか)などショートカットしながらこのあたりのランドマーク・長崎鼻を目指す。
長崎鼻は対馬海峡に向かって北東方向に長く突き出た岬だ。地形的にけっこう難所でないかと心配していたが、潮流や波もたいしたことなくすんなりと通過する。ここから岸べったりに漕いで海岸の景色を楽しむ。
千切島・鼠島を経由して、対馬島と沖島に囲まれて穏やかな芦浦に入る。ここからはこれまでに何度か漕いだことがあるフィールドだ。住吉瀬戸を過ぎるとすぐに黒島が前方に見えてくる。黒島の手前から真西に向かう。鴨居瀬港に入出港する漁船に注意しながら畠浦の漁港に入った。

2002/10/5 志多浦~牛島~水崎(中部西海岸) 行程16km
出艇地の綱島(志多浦)は6月末のツーリング以来だ。綱島は神ノ島・中ノ島・榎島・カノ島・ツワ島からなる無人の島々の総称だ。その時はハクウンキスゲが斜面に数え切れないほど咲いていてその迫力に驚かされたものだ。
穏やかな綱浦からさらに島々に囲まれた穏やかな海域から出ると西から東へのウネリが寄せている。3人のシーカヤックが見え隠れしながら進んでいく。このような波はシーカヤックにとって全く問題ないとわかってはいるものの、仲間の艇が見えたり消えたりするのでけっこう緊張してしまう。人家もない崖沿いを1時間ほど漕ぐとタイトー崎に着く。ここを過ぎると入り江がいくつも見えてくる。廻(まわり)の集落と陸続きになっている寺崎島で休憩する。近くに石堤で有名な池田の浜に立ち寄ろうとしたが、浜へ打ち寄せる波が大きくて断念する。唐州崎を回ると牛島が見えてくる。ここと南の郷崎を結んだラインが浅茅湾の入り口・大口だ。浅茅湾に入るとやはり気分もリラックスしてくる。アヨウ崎を経て菅崎を越えるとすぐ近くに水崎漁港の防波堤が現れた

2002/10/14 上槻~豆酘尾浦(南部西海岸・東海岸) 行程30km
秋晴れそして凪、好天に恵まれる。対馬で最もダイナミックな海岸をめぐるツーリングだけにとてもラッキーだ。
上槻を出ると人気のない断崖が続く。波もなく快調に漕ぎ進み、久根浜、瀬浦といった馴染みの漁港の防波堤を横目に眺めながらひたすらを豆酘崎めざす。陸からは何度も訪れたことがある馴染みの岬が近づくにつれて緊張してくる。岬のすぐ近くにある岩礁の間にある水路、ここはけっこう潮流があると聞いているからだ。ところが何の抵抗もなく、簡単に通り過ぎてしまった。安堵感というより気が抜けるほどだった。パートナーの中澤さんを見れば岩礁先端近くに立つ灯台の方まで漕いでいる。あそこまで漕ぐ余裕はないので中澤さんの艇を確認しながら、対馬島北端の神崎に進路を向けゆっくりペースで漕ぐ。
神崎は山歩きで行ったときに岬近辺の海を眺めたら、潮がとうとうと流れ三角波が踊りまくっていた。対馬近辺で最も厄介な海域の一つだが、ここも波もなく潮流も全く問題なく、とてもラッキーなカヤック日和となった。神崎の迫力ある弾劾を見上げたり巨岩の気分がとても爽快だ。神崎の根元にある松無浦の無人の浜に上がり昼食をとる。
このあと、松無崎・内院島・下崎山の断崖・景観を楽しみ、竜ノ崎では潮流でカヤックをふられながら尾浦に着いた。
尾浦では上野さんが待っていてくれて、上槻まで車の回収をサポートしてもらい最後まで順調に終わった。この日の行程は30km、これまでの最長距離となった。地図で確認しても相当に漕いだものだと心から嬉しくなった。

2002/11/17 五根緒~鹿ノ浦(北部東海岸) 行程17km
出発地は五根緒(ごにょう)の漁港には、県道からそれてひと山越えてたどり着く。厳原から車で1時間半もかかるので、車で往復だけでも疲れてしまう。
漁港から東へ白崎へ向かう。そこから右折しひたすら南下する。茂木の砂浜を遠目に眺めながらしばらく漕ぐと琴崎大明神に着く。本日のコースの一番の見どころで、鳥居が丘の上から海に向かって立ち並びその奥の社殿が鎮座している。外海に面しているので、鎮守の森のイメージにある豊かで深い森はなく、荒々しく寒々とした景観が形成されている。
琴崎を過ぎてしばらくすると次第に向かい風が強くなってきた。休憩で漕ぐのを止めていたらどんどんと後ろへと流されるほどだ。
すれ違った漁船がマイクで「風が強ようなる。はようあがれ!」と声をかけて去っていく。向かい風がさらに強くなってきたが、前に進むことができる。車を置いている鹿ノ浦まで約5km、ひたすら漕ぎ続けた。

2002/11/23 志多留~綱浦(中部西海岸) 行程19km
志多留漁港から真南へ杓子瀬さらにその先の唐崎をめざす。途中、東側に仁田湾へ続く入江が見える。このあたりを岸べったりで漕ぐのも面白そうだが、予定通りショートカットして進む。
約1時間で対岸の妙瀬に着く。女連(うなつら)あたりから岩礁地帯が続く。北西の風が強い時は厳しいところだが、海況に恵まれしかも空気が澄んでいてすごく爽快だ。右後方はるか彼方にはうっすらと島影が見える。シーカヤックから見る韓国初体験、ここから見えるのは釜山ではなく巨済島(コジェド)だ。対馬から見る韓国、いつ見ても感激してしまう。
女連・津柳・木坂の漁港が約3km間隔であるので仮に天候が急変しえも緊急避難ができるので安心だ。木坂のゴロタ浜にあがり、昼食をとる。付近には対馬国一の宮・海神神社があり、園地やキャンプ場なども整備されている。
ここから目的地まで6kmほど。三根湾へ続く入り江を過ぎると間もなく綱島の島々が見えてくる。神ノ島・中ノ島・榎島などの無人島で形成される箱庭のような景観を通って綱浦に入った。

2002/11/30 鰐浦~佐護湊(対馬北部海岸) 行程14km
薄曇りだが風・波ともになく絶好の海況となった。鰐浦漁港の浜に艇を下し、海栗島を見ながらしばらく漕ぎ、それから左折し鬼崎をめざす。この辺りは際立った断崖こそないが鬼崎・白浜崎・鯖崎など地層むき出しの自然景観が続きけっこう面白い。
前方に屹立している奇岩が現れる。地図で確認すると立石とある。女連の沖ノ瀬ほどは大きくないが、その名の通り立ちはだかっている。佐須奈湾・井口浜を過ぎ千俵蒔山の山麓沿いにぐるりと回ると、目的地の佐護湊海水浴場にあっという間に着いてしまった。北西の風が強い時は困難となる海域だが絶好のシーカヤック日和に恵まれた1日だった。
このあと時間に余裕があったので佐護川をさかのぼったが、3kmほど上流に堰堤があり初めての川旅も打ち止めとなり浜に戻った。

2003/1/18 小茂田~上槻(南部西海岸) 行程6.5km
8ヶ月前から始まった対馬一周もあとわずかになった。最初のころは一周という目的もなかったので、よさそうな所を適当に選んで漕いでいた。最終コーナーともなると漕いでいない所を埋めていく作業となるため、今回は1時間程度の行程だ。曇り空だが、海況がよい。小茂田から上槻までときに際立った景観もなく、ひたすら漕いでいたら物足らなく漕行が終わった。

2003/1/25 鰐浦~三宇田浜(北部海岸) 行程9.5km
磯場のおばさんらの「気を付けて」というあいさつを受けて出発する。漕ぎはじめは海栗島・海老島・久ノ下崎に囲まれているので風・波ともに穏やかだ。
ところが海老島を過ぎると向かい風が強くなってきた。久ノ崎を回り込み東南東へ進路を向けると風は横からに変わるが波は急に高くなっている。瀬にぶつかってか、波が大きく崩れている所が何か所も現われてくる。崩れ波を避けながら沖を目指したり、岸側に戻ったりしながら気を張り詰めて漕ぐ。長崎と地椎根島の間を過ぎて厚崎を回り込むと右側に泉湾が見えるが、天気は回復基調の予報だったので先を目指す。舌崎を過ぎた所に岩礁間の水路がある。そこでは周期的に波が崩れているが、そこを回り込めば三宇田浜だ。
先に水路を越えようとした中澤艇に崩れ波が突然押し寄せる。一瞬カヤックを見失う。続いてくる寄せ波避けながら急いで瀬の間を越える。波の穏やかなところまで行き、あたりを見渡して中澤さん探す。確認できないので、あわてて携帯をかける。岸までもっていかれたと元気な声を聞いてひと安心。風も波もおさまらない。五根緒までの予定を繰り上げて三宇田浜に上がった。

2003/2/1 佐護湊~志多留(北部・西海岸) 行程17km
厳原を7時に出発。到着予定の志多留に車を置いて、9時に佐護湊の海水浴場に到着。上県までだとさすがに時間がかる。
北東の風がやや強く、防波堤を出るとすぐに波が高くなる。佐護湾を横切るときに数隻もの漁船とすれ違う。魚瀬鼻から棹崎までの間は瀬も多く波も高くなってくるので、気をつけながら漕ぐ。この付近は水路誌によると潮流が最強2khに達するというが、とくに流れを感じない。
棹崎を回り込むと西海岸、風裏になり波・風ともにおさまる。棹崎灯台を左上方に眺めつつ対州層の絶壁沿いにしばらく進むと平坦地が見える。地図で確認すると、ここから谷を少し登れば対馬野生生物保護センターに着くことができそうだ。
漕ぎ始めて2時間ほどで刈生(かりゅう)に着く。「対馬の地名とその由来」によれば”海物を採って生活するという意味で刈生という」とあるが、昭和40年~50年頃に廃村になったと聞く。廃屋や墓、石積みなどが残り、小川の水が勢いよく流れていた。
昼食を済まして志多留を目指す。長瀬・田ノ浜・田里生崎など快適に過ぎていく。楽勝と思いながら伊奈崎を回り込み、進路を東に向けた途端に強い向かい風に出会う。立石から北に進路を向けると谷越えの風がさらに強き、力仕事となってしまった。
脱力感を覚えながら、漁港のスロープにカヤックを上げ、仮置きした車で出発地の佐護湊へ向かった。

2003/2/15 三宇田浜~五根緒(北部東海岸) 行程10km
前年の5月から始まった対馬一周も本日で完漕ということで上野さんも参加。20日前に波に翻弄された海岸が、この日は打って変わって穏やかだ。戸ノ崎を回りこんで南西に進路を向ける。丘の上に建つ国民宿舎、比田勝の町並みを見ながらゆったり気分で漕ぐ。尉殿崎、品木島、唐舟志漁港を過ぎれば舟志湾が大きく広がってくる。
舟志湾口を横断すると前方に銭島が見え、最終コーナーを回った。
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奄美大島一周(178km) 2008年3月25日~29日 












ゆるるばってんさん、沈まんばいさんの見送りを受け、いざ出艇。













※鯨と初遭遇。もちろん証拠写真はない。


























望遠で撮ってもらった朝日の中のシーンです。撮ってくれると知っていたらもっと岸辺を漕ぐのでした




※ここでも写真は撮れていない。

 対馬でのシーカヤック仲間「ゆるるばってん沈まんばい」夫妻が奄美大島に移って2年半になる。4月中旬には奄美を離れると聞いて、その前に奄美大島でカヤックで周ろうと決めた。奄美大島は面積712k㎡で佐渡島に次いで大きな島で、島の海岸総延長は461kmということだが、湾や入り江をショートカットすれば約180~190kmの行程だ。鹿児島から南西方向約380km、さらに沖縄島まで最短で約180kmの所に位置している。自動車にカヤックを積み高速道路で鹿児島まで4時間半、それからフェリーで13時間。同じ九州と言いながら長崎から奄美はとても遠い。これまで何度か奄美に行きたいと思いながら実現までには至らなかった。日程を3月下旬と決めたら、手際よく準備するだけだ。奄美の地図を用意し、漏れがないように装備類をチェック、1週間分の食料の買い出しをして長崎を出発した。

3月25日 6:20大熊漁港発、14:20枝手久島着、行程39km、
 晴れ

目覚めると奄美の明かりが見えている。朝4時30分頃ゆるるばってんさんから船中に電話があり、名瀬港の待ち合わせ場所を確認する。5時前に名瀬港着、ゆるるばってん沈まんばいさんの先導を受け、車で10分ほどの大熊漁港まで向かう。今回のツーリング予定などを話しながらパッキングをするうちに夜が明けてくる。二人の見送りを受け出発する。はじめの2時間ほど北西からの向かい風を受けるが、ブレーキがかかるほどではない。陽光で海の色が変化してとても美しい。12時に今里漁港にあがり、沈まんばいさんが作ってくれたロールサンド、タンカンを食べる。いつもの行動食とちがって実においしい。しばらく集落をぶらぶらして、再出発する。クラキ崎から南に向きを変えると、白波が見えてくる。地図で確認するとリーフのマークが付いている。艇をこすらないようにリーフエッジを越え、波静かな焼内湾へ入る。右手の長く連なる無人島・枝手久島に砂浜が何カ所も広がっている。幕営できそうな所を見つけて上陸する。
奄美や沖縄と言えば、怖いのはハブ。草むらは要注意ということなので、草地を避けて浜よりにテントを張るが、満潮になる夜九時ごろに近づくにつれテント間際まで潮があがってくる。テント間際で止まったが、気がかりで翌日は寝不足に悪くなってしまった。ラジオ深夜便を虚ろに聞きながら夜明けを迎えた。
後日、沈まんばいさんから聞いた話では、この島は奄美におけるハブ発祥の地という説があり、ハブがたくさん生息しているという。結果オーライでよかった。

3月26日 6:20発、16:00嘉徳着、漕行51km、晴れのち曇り。 向かい風を受けながら進む。大島の西南端に位置する曽津高崎付近は三角波がたっている。しかし岬を越えると追い波・追い風となり、一転して快調なパドリングとなる。西古見の立神を過ぎた当たりで海上にあがる水蒸気を目撃。その方向をめざして漕ぎ急ぐと、黒い大きな背中が海面近くに見え、ほどなく水中に去って行ってしまった。ゆるるばってんさんが「今の時期、加計呂麻あたりでクジラが見られるかも」言っていた。話半分で聞き流していただけに、これだけでもはるばると来たかいがあったと感激する。
立神島を過ぎると大島と加計呂麻島に囲まれた大島海峡に入る。左右から岬が伸びているところがあり、2~3kmほどしか離れていない地峡が何か所もある。大島の尾崎から加計呂麻島の芝立神にわたり、ユッタリ気分で漕ぐ。山肌を彩る新緑がとても心地よい。古仁屋の町並みが見える所で再び大島側に戻る。大島の南端に位置する皆津崎を回ると外海に出る。断崖絶壁の迫力ある景色が続くが、風もしだいに強くなってくる。伊須湾を横断し、真崎を回り込むと正面から向かい風となり、幕営地の嘉徳の浜まで約4kmは力仕事となる。嘉徳の浜はサーフィンのメッカということだが、オフショアの風なので難なく浜へ上がる。アダンの木が茂る浜辺で野営をする。浜に寄せてくる波の音を聞きながら眠りに就いた。

3月27日 6:20発、12:15戸口着、漕行32km、曇りのち雨
荒々しい海岸に沿って進む。断崖絶壁が続き、滝がある。50mを越える高さから流水が蛇行しながら海へ落ちている。雰囲気がよく似ている対馬の南部海岸、大隅半島東部海岸のことが脳裏に浮かんでくる。市崎を過ぎると深い入り江が見えてくる。地図で確認するとマングローブ原生林とあるが、寄り道はせずショートカットして先に進む。小湊漁港を過ぎた頃から急に空模様が怪しくなってくる。戸口漁港に近づくにつれスコールのような強烈な雨、風そして雷が轟いてくるので、予定を変更して漁港をめざす。手前に見えるリーフエッジの砕け波を避けるため大回りをして、波しぶきを顔に受けながら漁港にあがる。
天気はすぐには回復しそうにない。地図で確認すると、ここは名瀬から車で15分と近いので、沈まんばいさんに連絡する。車で迎えに来てくれて、島内観光をお願いした。見物の後、田中一村美術館の喫茶店で「ブルーカヤックス」の長谷川さんと会い、リーフの楽しみ方や、奄美大島一番の難所である笠利崎についてアドバイスを受ける。ゆるるばってん沈まんばいさん宅へ行く途中、車の前を黒っぽい鳥が猛スピードで通り過ぎる。沈まんばいさんがルリカケスと教えてくれる。バーダーの動体視力に尊敬の念を感じてしまう。沖縄料理の店でホーキソバをごちそうになって、暖かくてゆったりとした布団で寝る。

3月28日 6:20発、14:00屋仁着、漕行35km、晴れ。
4時半起床。ゆるるばってんさんに車で戸口漁港まで送ってもらう。ここから笠利崎までリーフが続く。リーフ波を避けるため沖合を漕ぐ。普通は岬と岬を結びながらショートカットをするのだが、ここではリーフエッジにたっている白波を見つけてそこよりやや沖をめざして漕ぐ。あやまる岬付近でウミガメに遭遇。カヤックに気付き、海深く潜っていく姿がとても神々しい。風は北からの向かい風、笠利崎に近づくにつれ、波が高くなりピッチも速くなってくる。灯台を真横に見る所まで来たので、かわしたと思うが大間違い。漕ぎ続けるが左側に見える景色がなかなか変わらない。風は追い風、沖の方に出ながら潮流が弱そうな所を探しつつ潮流帯をかわす。しばらく漕ぐと白波の向こうに屋仁漁港が見える。リーフエッジの切れ目を通って防波堤に入る。漁港の横に砂浜で幕営することにする。テントを張り食事を作っていたら、外から声がかかる。「ここでテントを張ってもらっては・・・。公民館の畳部屋で寝たらどうか」と町内会長さんがいう。2日続けて畳の上で寝れてとても快適だ。

3月29日 6:20発、9:45大熊漁港着、漕行21km、曇り。
ベタ凪の中、出発する。笠利湾口を渡っていると今井崎の沖合で潮吹きを見つける。引き続いてクジラの大きな尾が海上にあがり、海中に消えてしまった。これまでクジラと出会ったことは全くないのに、2回も遭遇できるとは。写真は撮れなかったが、そこまで望むのは贅沢というものだろう。ここから2時間ほど漕ぐと、湾奧に広がる名瀬の街並みが見えてくる。左側に断崖、透き通った海中を眺めながらのんびりと漕いでいると、まもなく出発地の防波堤が目の前に迫ってきた。

※撮った写真はパソコンがイカレテ全てなくなりまいた。掲載の写真は「ゆるるばってんさん」に撮ってもらったものです。重ねて感謝です。
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沖縄本島一周(269km) 2011年4月7日~12日 

 右・伊是名島と左・伊平屋島(の一部)


 穏やかすぎて波もない残波岬


 万座毛の無人の浜


 対岸の瀬底島と伊平島からの渡海船


辺戸岬の碑と展望台。後方の山は辺戸御嶽


自然海岸が続き、人工物が全くない。





辺野古崎とキャンプシュワブ






本島と平安座島を結ぶ海中道路と風変り岩



 喜屋武岬
 

 干潮につれて現れてくる珊瑚礁


 トロピカルビーチでカヤック干し
1月に購入した折りたたみ式カヤックの初おろしのツーリングとなる。だ。これ
まで5~6回は組み立ての練習をしたので45分前後で組み立てができるよう
になった。前もってゆうパックで出艇地近くの郵便局にカヤックを送る。
沖縄
まで料金は2100円だ
から関東(2300円)へ送るよりも安い。最長1週間預
かってくれるから早めに送る。沖縄には3年前の奄美大島
の時にに引き続い
てやる予定を中止した経緯があるので、今回再チャレンジだ。


4月7日 浦添市トロピカルビーチ14時30分発、
      読谷村都屋漁港17時15分着、行程12km

9時半に那覇空港に着き、それからキャンプ用のガスボンベや食料品を購
入。カヤックを郵便局で受取り、出艇予定の波の上ビーチまで行く。ところが
海水浴の安全対策のためのフェンスロープ・ブイが張ってあり、これではシー
カヤックが浜から外に出られない。出艇できそうなポイントを探すが見当たら
ない。仕方がないので出艇地を変更することにし、近くに止まっていたタクシ
ーの運転手に聞いたら宜野湾のトロピカルビーチを勧める。あれやこれやで
出発予定が二時間以上も遅れてしまった。
天気予報では、東の風やや強く波4mのち3m。西海岸なのでとくに問題ない。
浜を出発していたら監視員がやってきて”ここで乗ったらだめだ”という。外に
出て行くと身振りで示し、初日のツーリングが始まる。初乗りのウィスパーは
安定感はあるし乗り心地もいい。しかしラダーの調整をきちんとしていなかっ
たことから左右のバランスが悪く、右側ばかりを踏む羽目になつてしまった。
浜があるがサンゴ礁に波が崩れているのが見える。ラダーは使わずに漕ぎ
続けることにした。きれいな浜を横目に見つつ、漁港に上がった。

4月8日 6時20分発、17時15分 今帰仁村具志堅着、行程50km
天気も回復し、ラダーの調整もうまくいき順調にすすむ。岸辺には真っ白な
海水浴場が現れては消え、そしてまた現れる。エメラルドグリーンの海が眩
しく輝いている。漂着ゴミがほとんど見当たらないのが羨ましい。道路マップ
に「切り立った断崖が2kmにわたって続く」とある残波岬を回る。たくさんのビ
ーチが連なる恩納海岸を過ぎ、しばらく漕ぐと万座毛に着いた。無人のきれい
な浜があり、昼食タイムをとる。ここで野営をすれば気分爽快だろうが、まだ
10時半、テントを張るには残念ながら早すぎる。ここからは名護湾をショート
カットして対岸11kmの本部町をめざす。
瀬底大橋を越えたところでハルがタッチするほどの浅瀬となる。用足しをして
いたら伊平島から渡海船がやってくる。船が橋の下を通るのを眺めることが
できラッキー気分。6km先のエメラルド・ビーチにあがって野営する予定だっ
たが、いざその辺りに着くと干瀬が現れる。浜がはるか先に遠ざかっており、
予定を変えてさらに進むことにする。備瀬崎の周囲などまったく干上がってい
るので大外回りとなってしまう。満ちてくるまで漕ぎ続ければ、そのうち適当な
浜辺が見つかるだろう。さらに1時間30分以上漕ぎ続けていたらサンゴ礁が
水面下に沈んできている。きれいな砂浜を見つけて上陸した。

4月9日 6時50分発、国頭村宜名真漁港着、行程40km
珊瑚礁に囲まれた浜から出発。沖の方に波が砕けるのが見えるが、珊瑚礁
の内はとても穏やかだ。しばらく漕いでいると波際が徐々に岸辺に近づいて
きて、結局サンゴ礁が閉じてしまった。波が寄せてこない所を探すが見当た
らない。仕方が無く、波が弱くて瀬が現れてない所を見計らって脱出するが、
それでも三度も大きな寄せ波を被ってしまいデッキに置いたペットボトルを二
つとも波にさらわれた。慣れないこともあって珊瑚礁でのツーリングは神経が
疲れる。
古宇利島にあがって飲み水を補給する。古宇利島からは屋我地島・奥武島
を経て本島まで3つの橋で結ばれている。古宇利島から東北東の赤丸岬まで
15km、沖合を通ってショートカットする。それからさらに岸沿いに淡々と漕ぎ
進んでいくと沖縄の北端が徐々に近づいてくる。辺戸岬まで5km地点の宜名
真漁港にあがる。野営をしようと漁師さんを探すが辺りに誰もいない。近くの
店に買い物に行って話をしたら連絡先を教えてくれた、管理担当者に電話を
したらオーケーとのこと。しかも漁協施設横の東屋でテントを張れることにな
り、快適な野営となった。明日からは東海岸、第二ラウンドが始まる。

4月10日 6時20分発、東村川田18時45分着、行程47km
辺戸岬まで5km、東海岸へフィールドが変わる。今日の行程は自然海岸が続
く。辺戸岬については沖縄島北端の岬とガイドブックに紹介されているが、地
図を見るとその約1kmの地点が先端になる。もっともそこは断崖ではなく岩
礁が突き出で所で何の特徴もない。そこから南へ進路を変えてしばらく漕ぐ
と辺戸岬が見えてくる。岬として風格が段違いだから、沖縄島最北端はやっ
ぱり辺戸岬だ。岬の後方に控える辺戸御嶽(248m)がすごくかっこいいい。
ヤンバル北部の東海岸は自然海岸が続き見所いっぱいだ。残念なことに今
日はうねりがあって岸べったり漕げない。
地図で現地を確認しながら進んでいたら、カヤックの真横に白っぽくて大きな
動物の背中がヌーットした感じで上がってきた。当方もびっくりしたが、相方も
驚いたようですぐに水の中に潜ってしまった。落ち着いてから、何者かと考え
る。イルカやサメではもちろんなくて、結論はジュゴン。あとで調べたら色や大
きさそして鷹揚な動き、ジュゴンで間違いないようだ。
風が次第に強くなり、しかも向かい風になったきた。ペースが徐々に落ちてく
る。珊瑚礁の砕け波があるので上陸できそうな所は限られる。平湾にある東
村の川田をめざす。地図には当たり一帯に珊瑚礁の点線が引かれている。
平良湾に入ろうとするが至る所で波が崩れているので、岸沿いに進むことが
できない。大回りしながら漁港への入口を探して、ようやく川田漁港横の砂浜
にあがる。結局47kmの行程を12時間25分もかかってしまった。テントを張
っている途中で暗くなり、粗食を食べてすぐに眠りに入った。

4月11日 6時15分発、伊計島14時30分着、35km
平湾の隣は慶佐次湾。昨日はどちらに上がろうかと考えた所だ。こちらも珊
瑚礁に囲まれているので、入口を探すのに苦労したことだろう。海況は悪くな
いがウネリがあるので砕波帯が至る所に見えてくる。天仁屋埼・バン崎を過ぎ
て阿部オール島を過ぎるころになって基地移転で問題となっている辺野古崎
が見え、右手には建物やゴルフ場などの人工物が現れてくる。
辺野古崎に近づくにつれ崩れ波が大きくなっている。辺野古崎の沖合にある
島々が波の高さに合わせて見え隠れする。岸べったりで漕いで米海兵隊キ
ャンプやその周辺の様子を見たいところだが、1km以上岸から離れざるをえ
ない。サンゴ礁の中への入口がないか、漕ぎながら探してみたがよくわから
ない。視界も悪く、サンゴ礁への入口もの中に入るのをあきらめて先へ進む。
しばらくすると南南西方向に島影が見えてくる。伊計島・宮城島・平安座島が
一つの島のように連なっている。金武崎まで行ってから金武湾を真南に12
km横切る予定だったが、手前の宜野座ビーチ辺りから南へ8km伊計島を
目指すことにした。伊計島とその南の宮城島に架かる伊計橋を過ぎ、穏や
かな入江にある漁港にあがった。

4月12日 6時30分発、具志頭村境川14時30分着、行程40km
宮崎島・平安座島沿いに浜比嘉大橋を越える予定だったが、サンゴ礁の波が
邪魔をしてまっすぐ進むことができない。浜比嘉島の南側を通ろう大回りして
いたら水路が確認。石油基地のタンク群が立つ平安座島の方へ向かう。珊瑚
礁にもだいぶ慣れてきた。波が崩れている所へよほど近づかない限り危険な
ことはない。漁港のあるところ、探せば出入りの水路がある。
浜比嘉大橋を過ぎると、右手に本島と平安座島を結ぶ海中道路が見え、その
手前に海の中から風変りな形の岩が姿を現している。対岸の与勝半島カンナ
崎から中城湾を南へ安座真まで15km横断する。やや強い北からの追い風が
吹いている。波浪注意報がでているがとくに問題はない。5kmほどを沖合を
漕いでいるのに突然浅瀬地帯が現れ、海の色も濃いブルーからエメナルド
グリーンへと変わる。
知念岬を過ぎたところからサンゴ礁の中をのんびりと進む。新原ビーチと奥
武島から沢山のグラスボートが行き来している。10数年前に家族で沖縄旅
行をした際にグラスボート観光をしたのは、このあたりのようだ。干潮となり
回りに瀬が見え始め、カヤックの底がこすれる。組み立て式カヤックの場合、
もっともいやな場面だ。カヤックから降りて、深いところまで牽引する。いった
ん沖に出てから奥武島の先にある港川漁港にあがる。通りすがりの人に尋
ねたら素泊まり民宿があるという。食事を済ませ、シャワーを浴びて快適な気
分で定時の8時に寝ようとしたら、団らん室かで団体客の楽しげな会話が延々
と続く。悩ましいが、こちらが早寝すぎるので仕様がない。ゴールまであと45
km。明日も早起きだ。
 
4月13日 5時50分発、トロピカルビーチ14時着、行程45km
今回のツーリング一番の早立だ。ゆうパックでカヤックを送るには17時まで
郵便局に運ばないといけない。カヤックを乾かし、折りたたんで、梱包し局ま
で運ぶなら逆算して14時までにトロピカルビーチに到着したい。海況も素晴ら
しくパドリングも快調。最終日が近付くほど調子がコンディションがよくなった。
事前のトレーニング不足の証で、いいことではない。
珊瑚礁の位置を確認しながら金屋武岬を過ぎる。昨日宿の主人から、普段で
も荒れるから気をつけるようアドバイスを受けたが問題ない。サンゴ礁の中を
進む。浅瀬の海に陽光がさしてきらきらと輝く。いかにも沖縄といった感じのエ
メラルドグリーンの海がどこまでも続く。遠くサンゴ礁の際では砕け波の白い
屏風が立っている。ゆったりのんびり気分で漕いでいたら、周囲に少しずつ
瀬が現れる。干上がってしまう前に、深いところに逃れないといけない。カヤッ
クから降りて通れそうな水路を探して、必死の思いで珊瑚礁の外へ出る。
那覇空港の横を通って那覇港の外防波堤からの中に入る。絶え間なく離発着
する飛行機が真上に飛び交い、すさまじい騒音とスピードで迫ってくる。たま
こんな所で漕ぐのも悪くない。港へ出入りする船舶に注意しながら那覇港を
横切る。港湾施設や米軍施設など人工施設が続く。
遠くに火力発電所の煙突が見えてくる。その先が出発地のトロピカルビーチ
だ。出艇後に海開きになったようだ。海にはフェンスロープが張ってある。上
がれないのではと心配したが、右側に方に上がり口を見つけた。カヤックを上
げていたら、監視員が飛んできて上陸禁止だから出て行けという。直ぐに立
ち退くからと言って強引に説得する。実はこの監視員、出艇の時にやってき
てここでカヤックを乗るなと行った人だ。ツーリングの話をしたら、次からは文
句いわないよという。お言葉だが、どう考えても再びその機会はないだろう。
最初の日にここまで送ってもらったタクシー運転手に16時15分に迎いに
きてくれるように予約し、撤収作業をする。ゆうパックでカヤックを長崎へ送り、
沖縄一周の旅は終わった。
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